申請許可にいたるまでの経緯
GPS購入(2009年6月)後、山歩きした足跡をGPSで記録し、地図表示ソフトの「カシミール3D」にその足跡(トラックルート)を落とし、主なポイント・説明等を加筆し、画面表示されたものをコピーしてホームページにアップしていた。
地図の使用については使用申請の許可が必要であるとは認識していたが、カシミールはフリーソフトであり又自由に使用可となっていたので、申請は不要と思っていた。
しかし色々なホームページを拝見していると、主だったホームページではカシミールで作成した地図であっても、国土地理院の承認済みの表示がしてあるものが多い。もしもと思い確認してみると前記の方法で地図を使用するについても許可が必要であるらしい事が分かった。
このままでは無許可であり法令違反? ( 法令違反であれば30万円以下の罰金らしい ) となってしまうため早急に法令違反から脱却するため許可申請をだすことにした。
問題は申請方法であるが役所への申請はややこしいとの固定観念があり、現に国土地理院のホームページの申請方法(見本)を見ると、とても手に負えそうもない感じだ。
しかしネットで過去に申請された先達者の申請手順や申請見本を探してみると参考になりそうなのが見つかった。それをコピーし内容を一部修正して作成すればよさそうだ、これなら何とかなりそうである。
以下に申請準備から許可にいたるまでの経緯を時系列でまとめてみた。
ネットサーフィンで地図使用の申請方法の情報を収集。
多くの先達者がおり、各種申請見本をプリントアウトし自分用に修正・加筆した。(但し国土地理院の見本は個人の申請見本でないため余り参考にならず)
※ 参考にさせていただいたのは (とは言っても殆どまる写し)
「Mountain Photo Gallery」さんの「国土地理院・測量成果の使用承認申請について」(← HPは閉鎖の模様)
なお申請については、複製承認申請書(第29条)・使用承認申請書(第30条)の、どちらが必要なのか? もしくは両方必要なのか?先達者の情報を見ても不明確であった。雰囲気的には使用承認申請のみでよさそうな感じであるが念のため両方を作成することにした。
上記先達者の見本を参考に自分用に修正・作成した複製承認申請書・使用承認申請書と返信用封筒を同封し国土地理院に送付。(申請書原本は国土地理院のホームページの「承認・申請」→「測量成果の複製・使用」にあり)
但し複製承認申請書(第29条)については作成方法の詳細は見当たらなかったので、別紙としての詳細な複製作成手順書は添付せず本書に概略を記入した分のみを送付した。
宛先 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 地理空間情報部 業務課 審査係
測量成果の複製・使用承認申請書在中 とした
国土地理院より自宅にTELあり、家人が留守ですと返答すると、メールをしますとの事にて以下の確認事項のメールがあった。
複製承認申請書について、詳細な複製方法の添付がないとの事、ただしカシミールを使用し作成するのであれば複製の申請は不要との事であった。
同夕刻カシミールを使ってのみの作成の為、複製承認申請書の取り下げの返信メールを送る。
その際、申請書提出後に知った国土地理院が情報提供している10mメッシュ(標高)の使用は可能であるか?を問い合わせ。
取り下げの返信メールについて了解の旨、ならびに10mメッシュ(標高)の使用について申請追加して下さるとのメールを受信。
許可証が届く。成果品提出の案内書と、取り下げた複製承認申請書が同封されていた。
早速許可番号を記載した成果品の作成にかかる。
地図画像のどの位置に許可済みであることを表記するか検討したが、画像処理ソフトで、下方部分に適当な空白部分を設けそこに記載することにした。
申請書に記載していたURLに、上記方法で許可済みを表記した地図をアップし、そのコピー1部と図書送付を作成。
同上作成した成果品を国土地理院へ送付
感想
許可には2週間~20日程度かかると記載されていたが、送付(申請)から受領(許可)までちょうど1週間であった。
また担当者の方よりの対応レスポンスが非常に早く、質問(依頼)事項についても快く対応していただいた。申請について敷居が高いと思っていたが以上のようにスムーズに申請することが出来た。
加筆・修正 2017-10-20
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